「道の駅やまだ」は、リアス式で有名な三陸海岸のど真ん中、岩手県山田町にあります。ここでは、山田町で採れるさまざまな海の幸や山の幸が販売されており、ショッピングや食事などが楽しめる観光名所の一つになっています。
東日本大震災直後、道の駅やまだは避難者の受け入れを行うとともに、売り物だったお弁当、パン、クッキー類を配布するなど、復興支援にあたりました。
震災からわずか1週間後の3月18日には、電気も水道も開通していない状況下で、営業を再開。物資が限られている中で、地元の人々の生活の基盤を支えました。
FIDRと道の駅やまだの出会いは、山田町の観光産業の復興に向けて、FIDRが地元の方々とともに町の情報誌「やまだ物語/観光やまだ」の制作・発行を進めている時でした。当時編集メンバーとして参加してくださった方は既に退職され、現在は若い世代が運営を支えています。今回は道の駅やまだでオンラインショップやSNSでの情報発信を担当されている佐々木祐希さんにお話を伺いました。
山田町で生まれ育った佐々木さん。佐々木さんにとって道の駅やまだは、子どもの頃から、身近な存在だったといいます。
「私のおじいちゃんがここによくお世話になっていて、自分にとってとても馴染みのある場所でした。」
佐々木さんのおじいさまは、自身が作った野菜やお米を道の駅で販売していました。その様子を見ていた佐々木さんは、高校生になった時に、道の駅でアルバイトを開始。高校卒業後、2018年からは職員として勤務しています。
災当時は、まだ小学生だった佐々木さん。ご自宅は幸い津波の被害がなく、家族は全員無事だったそうです。
佐々木さんは、年々山田町が復興してきているのを感じています。そして、町の復興に伴い、道の駅を訪れる人も変わってきたと言います。
「働き始めた当初と比べると、幅広い方に来てもらえるようになってきていると思います。この数年で、家族連れも増えてきたと感じています。」
現在、佐々木さんが担当するオンラインショップにも、年末年始やお盆はたくさんの注文が来ます。
震災直後と比べて、現在は周辺の景色もガラッと変わりました。三陸鉄道が全線運行を再開、三陸沿岸道路も開通し、住宅やお店、街並みも再建されてきています。2023年には、三陸沿岸道路山田インターチェンジ付近に新たに道の駅ができることになります。
佐々木さんはこれからについて、「今後も山田町を訪れる人が増えていくよう、魅力ある町の情報を発信し続けられるように、頑張っていきたいです。」と語ってくださいました。
山田町は、全国でも3名しかいない「原木乾椎茸づくり名人」を2名も輩出する日本一の乾しいたけ産地です。その名人が育てている干し椎茸です。
山田町にお出かけの際には、ぜひお立ち寄りください!
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